2023,05,25 S&W Model3 American2 アメリカ西部劇映画「OK牧場の決斗」の主人公ワイアットアープが使用した銃を作ってみた。この銃は弾倉が回転式拳銃のの中折れタイプである。一見して発射する#18の輪ゴムが見えない。輪ゴムを弾丸の中に仕込むという凝った事をしてみたら、輪ゴムの装填と銃にセットするのが非常にやり難い。保存されている実銃はエングレーブ(彫刻)銃で金属部分の全面に植物的模様が刻まれメッキされている。装飾銃が決斗に使用されるとは考えにくく装飾の無い姿で製作した。全長は340oの長銃身である。S&WはSmith&Wesson社の略。 |
アメリカ西部劇映画「OK牧場の決斗」は片やワイアットアープ兄弟と助太刀ドクホリデー。、対するはクラントン一家とのいざこざ銃撃戦である。その主人公であるワイアットアープ保安官は実在の人物で、そのアープが愛用した長銃身の銃を作ってみた。 発射する輪ゴムは #18 |
保存されている実銃はエングレーブ(彫刻)銃で金属部分に は全面に植物的模様が刻まれている。装飾銃が決斗に使用さ れるとは考えにくく、後に加工されたのだろう。 |
この銃は中折れタイプで実銃は折ると同時に6発の薬莢が排莢されて次の弾丸装填が早いという利点がある。その排莢部分は作れなかった。 |
製作した部品一式である。 使用した材料 アガチス木材 3mm厚 5mm厚 10mm厚 丸棒木材 50mm×50mm アルミ板 2mm厚 3mm厚 アルミパイプ 10mm 19mm 銅板 1mm 金属ばねは市販品を使用。 |
可動部分の組み立て。 ハンマー、トリガー、弾倉ストッパーなど |
輪ゴムをセットしてから銃身を差し込む。 |
中折れフレームのロック。1mm厚の銅板をはんだ付けで製作。5mmほどスライドさせてロックまたは解放する。 |
弾倉は直径40mm長さ40mm。旋盤が無いのでボール盤を代用し50mm丸棒から削り出した。 弾丸は直径10mm長さ40mmのアルミパイプ。パイプの中に#18の輪ゴムを仕込む。 |
弾丸を装填したところ。5mm幅1.5mm厚の板に輪ゴムを引っ掛けパイプの中に仕込む。この木板をハンマーが叩き割る事で輪ゴムが発射される。 輪ゴムを銃身先端にセットする事で弾倉が回転する。最後の1発のみ張力が不足するので手で補う必要あり。 |
弾倉の中の輪ゴムをフックで引き出し銃身先端部に引っ掛ける。セットした輪ゴムの張力で弾倉が回転する。 |
銃身の先端付近でセットされた輪ゴム。 |
不透明水彩絵の具があったので着色した。Kくなり過ぎた、大失敗(涙)。 |